運命の人はいない

「運命の人」の定義は人によって違うと思います。
漠然としたイメージの存在ですが、
はっきりと存在を否定されてしまうと
腑に落ちない感じもします。

幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII
に運命とは、自らの手でつくり上げるもの、
運命の人を求めるのではなく、
運命といえるだけの関係を築き上げることが大事だ
と書かれてました。

「運命の人」に出会って結婚したという人もいると思いますが、
「運命だと信じること」を決意しただけだと記述されています。

 

過大なありもしない理想を持ち出し、
「もっと理想的な、もっと完璧な、もっと運命的な相手がいるはずだ」
とありとあらゆる候補者を、自らの手で排除して
「出会いがない」と嘆いている人もいます。

また、年収や職業など条件を付けて相手を探している人もいますよね。

このような人は、能動的に「運命だと信じること」ができず、
受動的に相手から運命だと信じさせて貰うことを
望んでいるのでしょう。

そのため、結婚詐欺師のような悪意を持った人に
コントロールされやすい傾向がありますし、
占いに嵌まってしまう可能性もあります。

 

運命という言葉には、何かしら宗教的なものを感じます。

強者が弱者を従わせるために使うこともありますよね。
どうすることもできないと思わせるにはいい言葉です。
なんとなく納得させられてしまいます。

使い方によっては、
受動的な人間を作り出す言葉なのかもしれません。

 

人は、いろんなところで影響を受けています。
映画、小説、ドラマ、漫画など「運命」という言葉はよく出てきますよね。
ヒット曲の歌詞にも使われていることがあります。

そのため、潜在意識に刷り込まれているのではないでしょうか。

大きな決断をするときには、
何に影響されたのかを冷静になって、
考えてみたほうがいいでしょう。

誰かにコントロールされている可能性もあります。

 

運命についてネガティブなことを書きましたが、
「運命の人」だと信じることができる人に出会えた人は、
幸せな方だと思います。

ただ、「運命の人」という言葉は、
疑心暗鬼にさせてしまう言葉でもあります。
何かしらのきっかけで、
違っていたのかもしれないと自信をなくしてしまう
可能性があります。

運命といえるだけの関係を築き上げるには、
自分自身でも努力していく必要があります。
相手だけに頼っている関係では、
いつか崩れてしまうでしょう。

運命という言葉を受動的に捉えず、
能動的に考えることが大事なのだと思います。

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2018-03-23 運命の人はいない はコメントを受け付けていません。 雑記